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根管治療の専門医とは?一般の歯科医院との違いを解説
根管治療の専門医とは、歯内療法(歯の根の治療)を専門分野として、学会の審査に合格した歯科医師のことです。日本歯内療法学会が認定する専門医は、全国で300名です(2026年1月現在、指導医を含む)。
歯科診療所で働く歯科医師が全国に約9万人いることを考えると、根管治療を専門とする歯科医師はごく限られています。
この記事では、専門医とは何か、一般の歯科医院での治療と何が違うのかを、東京・新宿区の新大久保礒田歯科医院が解説します。
そもそも歯内療法とは、どんな治療ですか?
歯の内部(歯髄)と根の先の病気を治す治療の総称です。根管治療はその中心です。
歯の内部には、神経と血管が通る「歯髄」という組織があります。歯内療法は、この歯髄と、根の先の周りの組織に起こる病気を扱う分野です。具体的には次の治療が含まれます。
- 抜髄:感染した神経を取り除く、初回の根管治療
- 感染根管治療:一度治療した歯が再発した場合の再治療
- 覆髄・断髄:神経を取らずに残す治療
- 外科的歯内療法:歯根端切除術など、通常の根管治療で治らない場合の外科処置
治療部位となる根管は直径1ミリに満たないほど細く、内部は複雑に枝分かれしています。形は一人ひとり違い、肉眼では見えません。歯科治療のなかでも難易度が高い領域とされ、海外では「一般治療」と区別して専門医が担当する体制が定着しています。
専門医の資格は、どうすれば取れるのですか?
長期の研修と症例経験を積み、書類・面接・試験の審査に合格する必要があります。
日本歯内療法学会の専門医は、学会の会員であれば誰でも名乗れるものではありません。認定研修施設での長期の臨床研修などの要件を満たし、指導医らの推薦を受けたうえで、審査に合格した歯科医師だけが認定されます。資格には更新制度があり、取得後も研鑽を続けることが求められます。
2024年には、もう一つ大きな動きがありました。日本歯科専門医機構が「歯科保存専門医」を認証し、同年9月の厚生労働省通知により、広告として掲げられる公的な専門医資格になりました。歯科保存専門医は、5年以上の専門研修と300以上の専門症例の経験を経て、試験に合格した歯科医師に与えられる資格です。
つまり「専門医」という肩書きには、審査を通った裏付けがあります。医院選びの際は、担当医がどの学会のどの資格を持っているかを確認してください。

根管治療の専門医とは
専門医の治療は、一般の歯科医院と何が違うのですか?
症例経験の量、設備、そして1本の歯にかける時間が違います。
一般の歯科医院は、虫歯・歯周病・入れ歯など幅広い治療を担います。根管治療はそのなかの一つです。一方、専門医は歯内療法の症例を集中的に経験しており、難しい根管の形状や、他院で治らなかったケースへの引き出しを持っています。
設備も違います。専門医による精密根管治療では、ラバーダム・マイクロスコープ・歯科用CT・ニッケルチタンファイルといった機材を組み合わせ、無菌的な環境で処置を行います。保険診療の枠では、こうした機材と時間を十分に使うことが難しいのが実情です。
新大久保礒田歯科医院では、1回の治療に60分を確保し、前歯・小臼歯は1回、大臼歯は1〜2回で治療を完了します。
専門医を選ぶと、どんな歯を残せる可能性がありますか?
他院で「抜歯しかない」と言われた歯にも、選択肢が残っている場合があります。
歯科医師によって、得意分野や治療方針は異なります。同じ歯でも、診る医師によって診断が変わることがあります。専門医のもとには、通常の根管治療では対応が難しいケースへの選択肢があります。
- 感染根管治療(再治療)
- 歯根端切除術(根の先の病巣を外科的に取り除く)
- 意図的再植術(一度歯を抜き、感染部を除去して戻す)
- 歯の移植
新大久保礒田歯科医院はセカンドオピニオンに対応しています。ただし、歯根が割れている場合や、歯質がほとんど残っていない場合は、専門医でも抜歯と診断することがあります。すべての歯が残せるわけではない点は、正直にお伝えします。
セカンドオピニオンを受ける際は、現在の診断内容(できればレントゲンやCTの画像)と、これまでの治療経過をお伝えください。情報が多いほど、診断の精度が上がります。「主治医に悪い気がする」と遠慮する必要はありません。複数の専門的な意見を聞いたうえで治療先を選ぶことは、患者の当然の権利です。診断が同じであれば、それは現在の治療方針への確信につながります。
新大久保礒田歯科医院の専門医体制について教えてください
歯内療法の専門医であり学会理事を務める院長を中心に、保存分野の有資格者がそろっています。
院長の礒田浩太は、次の資格・役職を持っています。
- 日本歯内療法学会 専門医(2016年取得)・理事・代議員・研修委員会 委員長
- 日本歯科専門医機構認定 歯科保存専門医
- 日本歯科保存学会 認定医
- 日本顕微鏡歯科学会・日本口腔顔面痛学会 所属
日本歯科大学附属病院の総合診療科で助教・非常勤講師を務め、MTAを用いた症例や外科的歯内療法に関する学会発表・論文があります。学会の研修委員会委員長として、歯内療法を学ぶ歯科医師の研修にも携わっています。
院内には、日本歯科保存学会の専門医資格を持つ歯科医師も在籍しています。来院される初診の方の約7割が、根管治療を目的としています。
よくある質問
「専門医」と「認定医」は何が違いますか?
多くの学会では、認定医の上位資格として専門医を位置づけています。専門医のほうが、要求される研修期間・症例数・審査が厳しくなります。学会ごとに基準は異なるため、どの学会のどの資格かをあわせて確認してください。
専門医の治療は保険がききますか?
専門医が在籍する医院でも、保険診療を行っている場合はあります。ただし、マイクロスコープやラバーダムを十分に使った精密根管治療は、自由診療で提供されるのが一般的です。当院の専門医による根管治療は自由診療です。
専門医かどうかは、どこで確認できますか?
日本歯内療法学会の公式サイトに、専門医の一覧が地域別に掲載されています。医院のサイトの院長紹介ページでも確認できます。
紹介状がなくても受診できますか?
受診できます。他院で治療中の場合も、セカンドオピニオンとしてご相談いただけます。
専門医による根管治療をお考えの方へ
新大久保礒田歯科医院は、東京都新宿区を拠点に、都内および埼玉・神奈川・千葉・静岡・長野から来院される方の根管治療に対応しています。
「一本の歯に持てる技術と情熱を注ぐ」ことをモットーに、他院で抜歯と言われた歯についても、残す選択肢を検討します。まずはご相談ください。
医院選びの基準は、こちらの記事にまとめています。
▶関連記事:『東京で根管治療を受けるには?歯内療法専門医が医院選びの基準を解説』
新大久保礒田歯科医院
- 住所:東京都新宿区百人町2-9-14 ミズホアルファビル2F(JR山手線 新大久保駅 徒歩2分)
- 電話:03-6279-3534
- 診療時間:平日10:00〜19:00(13:00〜14:30休憩)/土曜10:00〜17:00(13:00〜14:00休憩) 休診日:木曜・日曜・祝日
- https://www.isoda-dc.com/
参考・出典
- 日本歯内療法学会「専門医」 https://jea-endo.or.jp/doctors/specialst.html
- 日本歯科専門医機構「歯科保存専門医」 https://www.jdsb.or.jp/for_patient_commerciable_08.html
- 日本歯科保存学会「歯科保存専門医」 https://www.hozon.or.jp/member/certification/specialist.html
- 厚生労働省「令和6(2024)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/24/index.html
記事の監修

新大久保礒田歯科医院
顕微鏡診療
〒169-0073
東京都新宿区百人町2-9-14
ミズホアルファビル2F
Tel:03-6279-3534

